保育の専門資格

家庭内保育のスペシャリスト

子供の保育施設といえば保育園などの専門施設がおなじみですが、近年では一般家庭やそれに近い環境の中で保育を行うスタイルも普及が進んでいます。こうしたかたちで保育業務に携わる専門職をチャイルドマインダーといいます。チャイルドマインダーは一般にはまだなじみのない職業ですが、保育所不足が社会的問題になっている昨今、認知度は増してきています。女性が自宅でできる起業手段としても注目を集めつつあります。現在、チャイルドマインダーには公的な資格はありません。しかしこの制度の普及を進めているNPO法人が独自の資格を認定しています。資格を取得するには同法人が認める養成校で必要な知識を学ぶ必要があります。学習費用は学校ごとにまちまちですが、チャイルドマインダー資格取得のための専門コースで40万円前後、保育ビジネス全般について学ぶコースで100万前後です。

英国では100年以上の歴史を持つ

チャイルドマインダー制度は日本においては1990年代ごろから普及し始めた新しいシステムです。一方、日本がお手本とした英国では100年以上の歴史があります。産業革命によって女性の就労機会が増加したことに伴い、近隣家庭で子どもを預かるサービスが行われるようになったのが発端とされています。現在では法整備も進み、専門職としての地位も確立しています。現代の日本においても女性の社会進出に伴って保育施設のいっそうの充実が求められており、チャイルドマインダー制度はそうしたニーズに応えるものとなっています。チャイルドマインダーは自宅で少人数の子供を預かるのが一般的な就労形態ですが、相手先の家庭を訪問してベビーシッティングを行うこともあります。また企業内保育施設などで働くケースも見受けられます。